がん保険に保障は必要?通院の現状に見る通院保障の重要性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

2011年の国立がん研究センターの調査()によると、男性の62%、女性の46%が、一生涯のうちにがんになると発表されました。

(※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」5)がんに罹患する確率~累積罹患リスク http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

がんになるリスクが高い中で、多くのがん保険が発売されていますが、今回は、がん保険に含まれる「通院給付金」の重要性についてご説明します。

1. なぜ「通院給付金」が大切なの?

近年のがん治療は「入院日数の短期化」「通院患者の増加」の傾向にあると言われています。よって通院に関する保障についてより大切だと言われるようになりました。

まずは「入院日数の短期化」から見てみましょう。下記の表をご覧ください。

1-1.入院日数の短期化

厚生労働省が発表している患者調査にて、年度ごとのがんの部位別入院日数を見てみると、ほとんどの部位のがんで、入院日数が短くなっています。

がんの部位別平均入院日数の図

通院

(出典:厚生労働省「患者調査」「退院患者の平均在院日数等」平成17年度〜平成26年度http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/10-20-kekka_gaiyou.html

入院日数が短期化した要因としては以下の2点が挙げられます。

1-1-1.国の制度改正の影響

国が、平成18年の医療保険改革にて「入院日数の短期化」という方針を打ち出し、国が定める、診療時の値段となる「診療報酬」が改正されました。

現在、入院日数が14日以内だと、1日当たりの点数(価格)が高く設定されており15日以降になると、1日当たりの点数が少なくなってしまいます。

このため、短期の入院の方が点数(価格)が高くなり、病院は患者さんに長期の入院ではなく、短期で退院できるよう治療を進める病院が増加しています。

1-1-2.医療の進歩

医療の進歩により、患者さんの体に負担が少ない治療が受けられるようになりました。例えば、従来は体にメスを入れる開腹手術しかできなかったようながん治療が、現在では切らずに行う手術である内視鏡手術で可能になる場合もあります。また、昔は入院が必要だった放射線治療も、現在は日帰りで行うことができるようになりました。

続いて、「通院患者の増加」についてみていきましょう。

1-2.外来受療率の増加

以下の表は、アフラックのがん罹患者アンケート調査の結果です。こちらを見ていただくと、がんの外来受療率が増加しているのが分かります。

アフラック調査

このように、入院日数が短期化傾向にある一方、通院する患者数は増加傾向にあり、これに伴い、通院費用の重要性が高まっています。

2.通院保障を重視したがん保険に注目してみよう!

 従来より販売されていたがん保険では、通院費用の必要性が低かったため

  • 診断一時金
  • 手術給付金
  • 入院給付金
  • (先進医療給付(特約))

は揃っていても、通院給付金が無い保険もあります。

通院給付金の支給が無い分保険料も安くなりますし、もしくは診断一時金などを通院費用に回すので十分、と考えられる方は通院給付金の無い保険を選択しても良いでしょう。

しかし、上述のように通院保障の重要性が高まっている現状を踏まえると、やはり通院給付金が支給されるがん保険の検討をおすすめしたいところです。アフラックのがん罹患者アンケート調査では、がんの治療・検査のために通院した期間は平均で3年5ヶ月と長期間になっており、診断一時金などでは通院費用がまかなえない可能性があります。

3.まとめ

がん保険の通院保障に焦点を当ててご説明しましたが、いかがだったでしょうか。

がん治療は、従来のイメージのように体にメスを入れて入院するだけの治療ではなく、日帰りで手術できるような様々な治療法が開発されました。がん保険を検討される際には、金額の大きな入院給付金や手術給付金に注目しがちですが、是非通院給付金についても、考えるようにしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る