医療保険と介護保険の違いとは?知っておきたい基本について

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病気になった場合や要介護状態になった場合のために、保険で備えをしておきたいけれど、医療保険と介護保険、一体何が違うのか。このような悩みを解決するため、今回は医療保険と介護保険の違いについてご説明します。

 

1.医療保険と介護保険の基礎知識

「医療保険」とは、主に病気やケガで治療を受けたり入院した場合の為の保険です。一方、「介護保険」は、要介護状態になった場合のケア・サービスを受ける為の保険です。

また、医療保険、介護保険どちらにも公的、民間の保険があります。公的な保険については、強制加入となっています。加入対象者は医療保険については全員、介護保険については40歳以上で強制加入となります。

民間の保険については、任意加入となり、公的な保険でカバーしきれない部分の経済的な負担を補填してくれるものと考えれば良いでしょう。

2.医療保険とは

医療保険には公的に加入するものと、民間で加入するものがあります。

民間の医療保険は任意加入であり、病気やケガで入院した際に契約内容に応じて給付金を受け取る仕組みです。

一方、公的医療保険は日本では誰もが加入すべき保険であり、健康保険適用の医療を受けた場合に自己負担割合が軽くなります。ここで少し公的医療保険について説明いたします。

2-1.公的医療保険の被保険者の区分

公的医療保険の被保険者は以下のように3区分され、加入する保険制度も異なります。

  • 第1号被保険者:自営業、学生、無職の方などから成り立ち、国民健康保険に加入
  • 第2号被保険者:サラリーマン、OL、公務員の方などから成り立ち、厚生年金、共済年金に加入
  • 第3号被保険者:サラリーマン、公務員の妻など、第2号被保険者の被扶養配偶者から成り立ち、厚生年金、共済年金に加入しているが、保険料負担無し

2-2.自己負担の割合

公的医療保険の自己負担は、以下のとおりとなっています。

  • 小学生未満:2割
  • 小学校入学から69歳まで:3割
  • 70歳以上74歳以下:1割〜3割(所得による)
  • 75歳以上:1割または3割(所得による)

乳幼児や子どもの場合は、自治体によって医療費補助がある場合があるので、調べてみると良いでしょう。また1ヶ月の治療費が一定の金額を超えて高額になった場合、その一定金額だけを自己負担する高額療養費制度もあります。ご自身の加入されてる健康保険組合に確認すると良いでしょう。

3.介護保険とは

 民間の介護保険は任意加入となり、加入している契約の範囲内で保障が受けられます。

公的介護保険では、40歳以上になると強制加入となり、保険料を払い始めることになります。ここで少し公的介護保険について説明いたします。

3-1.公的介護保険の被保険者の区分

介護保険の被保険者は、年齢により区分されています。

  • 第1号被保険者:65歳以上の方
  • 第2号被保険者:40歳以上~64歳以下の方

65歳以上になって、介護が必要と認定された場合は介護サービスを受けられるようになります。40歳から64歳までの間は対象となる特定疾病により介護が必要と認定された場合のみ、介護サービスを受けることができます。

3-2.自己負担の割合

介護保険の自己負担は、原則1割です。(収入により2割の方もいます。)

そして、以下のように介護認定度数によって支給限度額が決定されています。

下の図をご覧ください。

名称未設定

(出典:厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索「サービス利用者の費用負担等」http://www.kaigokensaku.jp/commentary/fee.html)

上記の支給限度額以内の出費であれば自己負担1割で済みますが、支給限度額を超えた金額については、全額自己負担となります。ただし毎月の自己負担金額が世帯の所得に応じて定められた一定額を超えた場合、その超過分は払い戻しされるということを覚えておきましょう。

4.まとめ

今回は、医療保険と介護保険の違いについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。いざという時のために、公的医療保険、公的介護保険では保障しきれない部分を民間の保険で賄うというのも有効な対策でしょう。

普段健康であれば、あまり意識しない医療保険と介護保険ですが、必要になる金額やもらえる金額をおさえておくと、いざという時に慌てず対処できるのではないでしょうか。

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