保険ショップの無料相談を利用する時の注意点は?

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最近、街でよく見かける来店型の保険ショップでは、保険について無料で相談に乗ってくれます。

無料相談でお店が成り立っているのはなぜでしょうか。

その仕組みがわかると保険ショップに相談する際の注意点も見えてきます。

保険ショップには3パターンある

来店型の保険ショップというのは、保険会社が直接運営するショップと、複数の保険会社の保険を扱う代理店が運営するショップの2種類があります。また、代理店が運営するショップはさらに、保険会社専属と複数の保険会社の保険を扱う乗合代理店に分けられ、全部で3種類あります。

乗合代理店型の保険ショップのメリットは、複数の保険を比較検討しながら、自分に合ったものを選ぶことができることでしょう。また、ひとつの保険商品を扱う保険ショップの場合でも、加入したい生命保険商品が決まっており、加入後の手厚いサポートを受けたいのであればメリットがあります。

昔は、保険会社の営業職員(おもに女性)が、個人のお宅や会社を訪問して昼休みなどに社員一人ひとりにセールスしたりするのが一般的でした。保険に加入する手続きなども担当の営業職員を通して行っていました。しかし、共働きなどで昼間は留守の世帯が増えたことや、会社のセキュリティーが厳しくなって会社への訪問ができなくなったことから営業職員中心のセールスは難しくなってきています。

その一方で増えてきたのが保険ショップという存在です。保険ショップは、誰でも自分の都合のよい時間に行け、買い物のついでなどに気軽に立ち寄れ、無料で相談に乗ってもらえることが魅力です。

どの保険ショップも、加入したい保険が見つかったらその場で契約の申込みができ、加入したあとの契約の変更や保険金の請求にも対応してくれます。

代理店は保険会社からの手数料が収入源

このようにいろいろと便利な保険ショップですが、相談が無料だとすると、お店の家賃や職員のお給料などはどこから支払われるのでしょうか。保険会社が運営する保険ショップの運営費は保険会社が負担しています。それに対して、専属でも乗合でも運営主体が保険代理店の保険ショップの収入源は、保険を販売したことによって保険会社から支払われる手数料です。つまり、相談だけでは収入にはならず、それによってお客さんが保険を契約してくれないと成り立たないわけです。そのため、相談者の意向にかかわらず「代理店手数料の高い商品を勧めるケースも見られた」という実態が問題視されるようになってしまいました。

2016年、顧客本位の販売が義務づけられた

そこで20165月に保険業法が改正されて、保険ショップは顧客のニーズに合った保険を販売するように定められました。具体的には、アンケートなどで顧客の意向をきちんと把握することが求められています。また、乗合代理店が保険商品を提案するときはその提案理由をはっきり説明することなどが義務づけられました。

無料相談を賢く活用しよう

まとめると、

保険ショップは、その成り立ちによって特徴が異なりますが、顧客本位の販売を行うための体制を整えています。

ですから利用者側も、下記のポイントを抑えて相談しましょう。

  • ショップへ行く前に、自分のニーズや希望をある程度はっきりさせておく
  • ショップから受けた提案は家へ持ち帰って、じっくり検討する
  • 2、3のショップを回って、最も良い提案をしたショップで契約する

自分により合った保険を選ぶために、保険ショップの無料相談を賢く利用しましょう。

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

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