結婚したら考えよう!生命保険加入や見直し前に知りたいこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

結婚をしたら、守るべき家族ができます。自身に万が一のことがあった場合、その家族が困らないよう、高額保障のある保険への加入を検討される方も多いでしょう。

そこで、結婚後の生命保険に関する考え方について書いていきます。ご参考になれば幸いです。

1.生命保険に加入する目的は?

あなたが生命保険に加入される目的は何でしょうか?

後悔しない生命保険選びをするにあたり、加入の目的をはっきりさせておくことが重要です。

そこで、参考までに生命保険に加入する目的の統計データを紹介します。

生命保険への加入目的の上位2位は以下の通りです。

  • 1位 医療費や入院費のため:58.5
  • 2位 万一のときの家族の生活保障のため:53.1

出典:生命保険文化センター「平成27年度生命保険に関する全国実態調査」

万が一のときの経済的損失の補てんのために生命保険に加入される方が多いと言えます。

2.家族ができたら必要なお金

独身の時は、まだ生命保険に入らなくてもいいかなと考えている人は多いのではないかと思います。では、結婚したらどうでしょう。子どもがいてもいなくても、自分に万が一のことがあった場合、家族はどうなるか、どれぐらいのお金が必要になるのかを想定して保障内容を計画しましょう。

2-1.子どもの学費について

子どもができると、生まれてから成人するまでの期間が長く、必要な保障額も高額になります。

下記、文部科学省が平成26年度に発表した学費の調査「平成26年度子供の学習費調査」(※)のデータをご覧ください。幼稚園から高校卒業までの15年間の学費総額は以下の通りです。全て私立に通わせた場合、1人当たり公立の約3.4倍かかるという結果が出ています。

  • 全て公立の場合:約523万円
  • 全て私立の場合:約1,770万円

(※出典:文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」「幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額」)

高校卒業後大学に進学する場合、文部科学省の調査によると、大学学部の昼間の部の1年間の学費(※) は以下の通りです。

  • 国立:673,700円
  • 公立:682,100円
  • 私立:1,319,700円

出典:文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」(参考)大学学部(昼間部)の1年間の学費(※ 学費:授業料,その他の学校納付金,就学費,課外活動費,通学費の合計)

以上を踏まえると、幼稚園から大学を卒業するまでにかかる子ども1人当たりの学費は、以下の通りとなります(大学入学金を除く)。

  • 全て公立の場合:約800万円(523万円+682,100円×4年=795.8万円
  • 全て私立の場合:約2,300万円(1,770万円+1,319,700円×4年=2,297.8万円)

生活スタイルにもよりますが、上記教育費を考えると、子ども1人に対して2,000万円〜3,000万円程度の保障額を保険で対応するなど検討してはいかがでしょうか。

2-2.大人一人の生活費について

子どもがいない夫婦で、どちらかが病気やケガで亡くなってしまった場合、残された者の今後の生活費はどれぐらいかかるのでしょうか。

ここでは例として、夫が亡くなり、妻が残された場合にかかる費用を考えてみます。

単身女性が年間に使う金額の平均は以下の通りとなります。

  • ~34歳:2,135,568円
  • 35~59歳:2,122,944円
  • 60歳〜:1,803,288円

出典:「家計調査結果(家計収支編)」(総務省統計局)1世帯あたり1か月間の収入と支出 平成27年(2015年)データ「単身女性の消費支出」
(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001144507)

例えば、30歳で未亡人になり、87歳(※1)で亡くなった場合、人生でどれだけのお金を使うか概算してみると、以下の通りです。

30歳〜34歳:2,135,568円×5年=10,677,840円

35歳〜59歳:2,122,944円×25年=53,073,600円

60歳〜87歳:1,803,288円×28年=50,492,064円

合計:114,243,504円(約1億1,400万円!)

妻自身の収入、遺族年金、夫の退職金、年金など、入ってくるお金もありますが、それでも何も備えをしていなければ不安になるような金額です。

また、万が一、夫婦のうち男性が残された場合は、平均寿命が女性より短い(80.50歳※2)ことで、上記の金額よりは少ない生活費で済む可能性があります。

(※1厚生労働省 平成26年簡易生命表の概況「主な年齢の平均余命」より。女性平均余命86.83歳を四捨五入、※2厚生労働省 平成26年簡易生命表の概況「主な年齢の平均余命」より。男性平均余命80.50歳

3.生命保険の見直し方

結婚してから保険に入る人もいれば、結婚する前から生命保険に加入していた方もいらっしゃるでしょう。

結婚後は、現在加入している生命保険が適しているかどうかを検討した上で、保険金額を高く設定し直したり、収入保障保険に切り替えたりなど、保障の内容を見直すといいでしょう。

3-1.生命保険の保険料の見直し

保険を見直す動機として、家計から出て行く保険料を少しでも抑えたいということがあるでしょう。しかし、重要な事は、ライフプランをきちんと立てて、適正な保障額を見直すことです。

例えば、5000万円といった高額の保障が15年以上同額で維持されている保険は、見直しの対象としていいでしょう。15年も経てば、生活費や将来必要な金額にも変化があって当然だからです。

また、保険料を節約したいという動機であっても、保険そのものを見直すのは良い機会となります。本来必要な保障額まで削減してしまうことにならないよう、保険料と保障額のバランスを慎重に見極めましょう。

3-2.生命保険から収入保障保険への切り替え

子どもに必要な保障額は子どもの成長と共に減っていきます。保障額が一定の生命保険よりも、保障される保険金額が年を経つごとに減っていく「収入保障保険」に加入されるのもおすすめです。

収入保障保険は、

  • 年金形式で毎月もしくは一時金で保険金を受取ることができる

などのメリットがあります。

まとめ

生命保険の保障額は、結婚後、夫婦だけの世帯なのか、子どもがいるのか、いる場合、何人いるのかによって状況が異なります。

結婚したからといって、勧められたままに保険に加入するのではなく、今の自分の状況を踏まえた上で判断するようにしましょう。

また、保険加入が必要な場合、どのような保障内容にするべきなのかを明確に把握した上での加入をおすすめします。

AFH290-2016-0033 7月25日(180725)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る