終身保険の受取人は、誰にするのがいいか?知っておきたい受取人のヒミツ

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一生涯保障が続く終身保険の加入時に書いた書類に、「受取人」という項目が必ずあります。

独身の方であれば親、結婚している方は配偶者…と何気なく記入している方も多いかもしれません。実はこの受取人を誰にするかによって、万一の時に受け取る保険金額が変わる可能性があるのです。日頃あまり注目されない受取人について、今回は見ていきたいと思います。

1.そもそも受取人とは?

保険の契約には、大切な3つの重要人物が登場します。「保険契約者」「被保険者」、そして「受取人」です。それぞれどのように定義されているのでしょうか?

(以下、生命保険文化センター「生命保険に関する基礎用語」より引用 http://www.jili.or.jp/knows_learns/basic/whatis.html#hoken_kisoyougo

1-1.保険契約者

生命保険会社と保険契約を結び、契約上のさまざまな権利(契約内容変更などの請求権)と義務(保険料の支払義務)を持つ人。

1-2. 被保険者

この人の死・病気・ケガなど保険の対象として保険がかけられている人。死・病気・ケガなどの場合に保険金・給付金などが支払われます。

1-3.受取人

保険金・給付金・年金などを受け取る人。

入院や通院などの場合に支払われる給付金は、被保険者本人が受取人、死亡した時に支払われる保険金は配偶者や子供が受取人となるのが一般的です。

つまり、保険契約において、保険契約者・被保険者・受取人はそれぞれに関連し合います。保険会社は、犯罪など不正防止のため、受取人を2親等以内の親族に限る場合が多いです。(保険会社によっては第三者受取人を認めているところもあります。詳しくは各保険会社にご確認ください。)

受取人には、給付金や保険金を受け取った後、自分たちの生活が経済的に上手く回っていくように、使い方を考えるなど、責任のある、とても大切な役割があります。

2.受取人によって、税金が変わる?!

冒頭で万一の時に受け取る保険金額が変わる可能性があるとお話ししました。実は、これは受取人として誰を指定しているかによって、保険金を受け取る時に支払う税金が変わるためです。

困った時に受け取る給付金や保険金に税金がかかるなんて…と思う方も多いかもしれませんので、詳しく説明していきます。まず病気やケガや障害を原因に給付金を受け取った場合、被保険者が受取人となっているケースが多く、受け取った給付金には税金がかかりません。

一方、終身保険から給付される死亡保険金の税金はどのように変わるのでしょうか?

契約者、被保険者、受取人が異なる3パターンをあげてみてみましょう。

生命保険においては、保険料を負担する契約者のお金が、最終的に誰の手に渡るのかによって課税される税金の種類が異なると覚えておくと良いでしょう。

スクリーンショット 2016-08-23 10.49.01

例えば、上の表のアのケースだと、一家の大黒柱の父が、自分の身に何かあった時に遺された家族のために保険に加入したと考えられます。そのため、財産を引き継いだこととなり、相続税が適用されます。税金の種類によって、かけられる税率が異なります。受取人を何気なく決めて、保険契約をそのままにしておくと、万一の時、保険金に高い税率がかけられて、想定したよりも受け取った金額が少なくなって困ってしまった、なんていうことが起きるかもしれません。

3.まとめ

ここまで受取人について見てきましたがいかがでしたでしょうか?

受取人は加入時に決めた後でも、契約者と被保険者の同意があればいつでも変更できます。大切なのは、誰のため、何のための保障なのか?加入目的を見失わないことです。次回見直しをされる際は、受取人についても考えてみると良いでしょう。

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